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フリーメイスンのための葬送音楽 K.477 (W. A. Mozart)

学生時代英語の演劇をやっていた私は、1987年に "Amadeus" の音響を担当した事があります。
映画「アマデウス」の原作になったこの Peter Shafer の戯曲(演劇用の台本)ですが、ロンドンを起点に世界中の劇場でロングランとなったのはご存知の方も多いと思います。
戯曲を読むと、本当に Peter Shafer は天才だな、と思うのですが、それこそ無数のモーツァルトの作品が劇中にちりばめられているだけでなく、それらの使い方を実に細かく指示してあります。ですから当時の私たち音響チームの仕事はとにかく多くのモーツァルトのレコードを集めることにかなりの時間を費やしたのですが、逆に言うと台本の指示通りに曲を当てはめて行くと8割りがた出来上がってしまいます。そして彼の音楽の使い方のうまいのなんのって...
そして、原作の幕を閉じる音楽が、今日の一曲の「フリーメイスンのための葬送音楽」です。この曲の最後の4音を得るためだけに探して来たレコードを、今日ひょんなことから見つけて久しぶりに聞きました。ロンドンかどっかで、原作に忠実につくったステージをもう一回見てみたいなあ。