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2008年08月28日
What a monkey really wants to CHANGE
この日記は、1月前に一度書こうと思って、なんとなくお蔵入りさせていたのだけれども、昨日の事件のニュースを聞いてやっぱり書くことにしました。
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先月、イー・モバイル社がTVCMで、同社のマスコットであるサルにアメリカ民主党のオバマ大統領候補のまねをさせて、黒人から「人種差別だ」と避難を受けて CM を取り下げた事件が報道された。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/03/news041.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080703-OYT1T00464.htm
私は、イー・モバイル社はリスクマネジメントという点では不十分だったのだろう、ということを認めた上で、この事件について少し違った感想を持った。
今は「グローバリゼーション」の時代で、情報はインターネットに乗ってどこへでも行く。だから日本人だけでなく世界のどんな人が見ているかわからないのだから、世界のどんな人が見ても不愉快にならないようなものを作るよう配慮すべきだ。そういう理屈なのだろう。
なら質問したい。アメリカで作られている広告・映像・メディアは、世界のあらゆる文化と民族を考慮して作っているのか?その表現は中東のこの文化でどのような意味を持っているのか考慮しているのか?その色はアフリカのこの地域でどのような意味を持っているのか考慮しているのか?その比喩はアジアのこの国でどのような印象を持つか考慮しているか?
私は、アメリカ人(しかも相当教育レベルの高い人々)で、アメリカこそが世界の中心であり、「イラク戦争は世界のどこか辺境で起こっている戦争」と公言している人々を知っている。大方のアメリカ人の認識はこれと同じだろう。アメリカこそが世界の中心。だから、アメリカ国内の人種や文化(「マイノリティ」)には十分すぎるほど気を使う。ではアメリカ以外の国は?考えてもせいぜいヨーロッパ程度だろう。そんなことを考える頭も配慮も無いから中東が、アフガンが、今あんな状況になっているのではないのか。
では世界の国はアメリカをどうみているのか。アメリカの作ったCMでおかしな(あるいは目を覆いたいような)ものがあったとして、その国の人々はどうするか。「またアメリカのバカがあんなもの作って」と思う程度で、相手にしないだろう。なら、なぜイー・モバイルは文句を言われたか?答えは簡単。アメリカ人にとってグローバリゼーションとは全世界が世界の中心であるアメリカのルールを教わってそのルールで動く事であるから、アメリカ人にとって不愉快なものは許されない。それだけである。
従って今回の一件は、またアングロサクソン国家(というよりアメリカ)の傲慢さを世界に露呈させた、それだけのことに見える。

追記
面白い事に、以下の例はアメリカ的にOKらしい。(アメリカのサイトから拾って来たもの。引用元は画像をクリックして下さい。)
まあ、これはあまりに的確に本質を突いているから批判のしようもないか。
投稿者 umemuro : 2008年08月28日 13:26
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