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2008年06月28日

ミテルだけ

最近「ミテルだけ」というDVDを買いました。
しばらく大学の学生室に置きっぱなしにしていたのを、今週末初めて自宅に持って帰って(一応私の私物!)再生してみました。

アヤシい。

女性が黙ってひたすらこちらをみているだけ(たまにボソっとしゃべるが)。「インタラクティブ性」とか「人見知りの克服」とか、とってつけたような(制作者は最初から真剣にそれを目指して作ったのかも知れないが)売りはどうでもよくて、他の何か(食事とか仕事とか)をしながらリビングのテレビでアンビエントに流しっぱなし。ほとんど全く真剣に見ていない。

でも、別にそっちを真剣に見ている訳ではなくても、なんなく「部屋の中にもう一人いる」というアンビエントな存在感がヒジョーにアヤシい。ある程度大きなテレビで映していると、顔の大きさがかなり本物の人間に近い(もちろんそれを狙って作っているのだろうが。しかしならばもう少し顔の大きさのバラツキをそろえて欲しいな。距離感の演出なのだろうか?)。だから、テレビの枠の向こうからこちらをのぞかれているような感じがする。(ちなみに学生室ではプロジェクタで壁に大写しになったりしていた。あれはその意味で少し大きすぎるような気がするが。)

近い将来、人工的なエージェント(それがアンドロイドのような実存在を持つものであれ、ソフトウェア的なバーチャルなものであれ)ができて私たちの生活に入って来たら、こんな感じになるのかなあ、なんて思ったり。部屋の中に居てずっと私からの指示を待っている異質な存在。その疑似体験。

アンビエントな存在感を楽しむなら、人物が切り替わる時間が短すぎるなあ、もっと一人の人がずっと居た方がそれっぽいのになあ、でも15分も20分もカメラまわしっぱなしはさすがにきついかなあ、でもよくよく見ると微妙に編集してあったから、できないことは無いんじゃないかな?などとつらつら思っていたら、一人の人物を延々と再生するモードが用意されていたり。

しかしこの DVD 制作費安かっただろうな、2千円でもいい商売なのではないか?などと下世話なことを考えてみたり。キャラクタどうやって選んだのだろうか、制作者の趣味なのかマーケティング戦略からか若い女性が多かったけど、年配の女性や小学生の女の子もいたなあ、それにセリフはどのへんを狙って作っているのだろうか?やはりパッケージに書いてあるようにNEET世代にはこういうのがウケるという読みなんだろうか、などと考えてみたり。

とにかく、たったこれだけなの内容なのに(しかも全然真剣に観ていないのに)、いろいろ考えられる DVD なのでした。

投稿者 umemuro : 2008年06月28日 11:24

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