2004年09月28日
Be Gentleman
朝日新聞のウィークエンド増刊「be」を asahi.com で読んでいて、北海道大学の祖となる札幌農学校を開いたクラーク博士の言葉に心を打たれました。クラーク博士と言えば「Boys be ambitious」(少年よ大志を抱け)があまりに有名ですが、このコラムではもう一つ、「Be gentleman」という言葉を紹介していました。クラーク博士が赴任してすぐの訓示で「この学校に規則はいらない。Be gentleman ! これだけでいい。」と述べたとか。自分で自分の道に照らして、何が正しく何が正しくないのかいつも判断しなくてはならない。なんと簡潔でなんと厳しい事でしょう。これら二つの言葉を伝えた人々をこのコラムは紹介していました。
私はここのところ常々自分の心に余裕がなくなって、ともすればギスギスして、それを東京と言う都市の殺伐とした人の間に住むせいにしている自分が気になっていました。でも、今回アメリカに来て、都市と地方の差こそあれ道行く人の余裕のある立ち居振る舞いに、ああ自分もこころに余裕をもってこの様に人に接しなくてはならないな、と思い始めていました。そんな折りに上記のコラムを読みました。 Be gentleman。自分が紳士であるかどうかだけが判断の基準であるというこの厳しさに照らしてみれば、都市かどうか、東京かどうかなんて関係ないじゃないか。
紳士であると言う事は、時には出し抜かれて損をする事もあるでしょう。でもそういう目先の損にとらわれず、自分の位置をつねに誤らずにいられるかどうか。これから、今回初めて知ったクラーク博士の言葉を忘れずに、しばらく鍛錬をしてみようと思っています。

投稿者 umemuro : 2004年09月28日 02:09