2004年08月26日
デザインの宝庫
先日前期の授業の成績全てを教務課に報告し終わりました。というわけで成績を付けながら思った事を振り返って少し。まずは大学院から。
私の大学院の授業「Product Design and Human」では、今期デザインの課題として「Small Degital Devices for Elderly」(高齢者のための小さなディジタル機器)を出しました。
今手元に20人弱のレポートがあるのですが、これを読んでいて、いや面白いのなんのって。「え?こんな立派なデザインを提案できるか?!」というのが、少数ではなく大半。この授業は英語でやっている事もあって、日本人は5人だけ。あとは私の専攻だけでなく他の多くの専攻から来た留学生が中心です。だからでしょう、発想が実に多様です。同じ「高齢者の諸特性」を授業で学んでも、みな違った観点から着想している。それに技術的なバックグラウンドも多様で、ハードウェアデバイスに強い人も居れば、オンラインサービスに強い人も居る。とにかく、彼らが書いて来てくれたレポートを読むこと自体が、私のこれからの研究や教育に血や肉を与えてくれるのを実感しながら採点していました。
本当ならこのレポートの束を持っていろんな会社を訪問して「ほら、こんな面白い事考えてる連中が居るんですよ。どうです、製品化しませんか?」と言いたい所なのですが、このレポートは彼らの大切な知的財産なのでそうも行きません。来年はフレームワークをもう少し考え直さないと。むしろ、彼らの中から自発的に産業界に売り込みに行ってくれる人が出ないかなと期待しているのですが。

投稿者 umemuro : 2004年08月26日 22:00