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2004年05月27日
研究室について (3)
(前回の続き) そして第3に、これはいささか本質的ではないかも知れませんが、学生諸君に何を提供できるかという点です。
学生諸君が卒業研究、あるいは大学院で私の研究室を選んで来てくれた以上、卒業までに出来るだけのものを与えて、研究室で過ごした期間に満足して卒業して行って欲しいと思っています。当然それは第一にどれだけ質の高い研究や教育を提供できるか、で実現されるべきですし、もちろん私もそれに向けていつも努力しています。ただ一方で、私は専攻内の研究室の中では未だ「若手」の部類です。他の諸先生に比べれば経験も少ないかも知れませんし、研究室の資産だって予算だって少ないかも知れません。だから力が及ばないところもあるかも知れません。それに私の研究室は出来てまだ年数が浅く、今でこそメンバーの数が二桁になりましたが、しばらくは少人数の小さい研究室でした。だからいろいろと相談に乗ってくれる先輩の数だって限られていました。そういった点全てにおいて、私の研究室に来てくれた学生は他の研究室の同輩に比べて損をしていないか、と常に気にして来ました。
だから自分の研究室に来てくれる学生には、自分ができることは全部してあげて卒業させてあげよう、といつも考えて来ました。もちろん第一に質の高い研究指導をするよう心がけています。ここ数年私の研究室からは卒業研究を元にした論文が学術誌に載る様になってきました。でもその一方で、ちょっとのお金をかけて学生が快適に過ごせたり満足したりすることなら、何でもやってあげようと思うのです。人数が少ないというデメリットがあるのなら、逆に学生室を広々と使うと言うメリットがあって当然です。というわけで、時にはポケットマネーも使いながら、学生室が快適になることは何かをいつも私なりに考えています。

投稿者 umemuro : 2004年05月27日 00:11