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2004年05月30日

虚像の王国

Micheal Moore の "Fahrenheit 9/11" を配給停止にした一件で、ディズニーに対する私の評価はすっかり地に落ちました。"Magic Kingdom" とか"夢とファンタジーの世界" とか言ってすっかりごまかされて、基本的にディズニーも金儲けをする企業体であると言う事をすっかり忘れていた、ということに気づかせてもらいました。だから今はいくらミッキーマウスが踊ろうが、制服を着たスタッフが笑顔で手を振ろうが、所詮その程度の企業がつくり出すまやかしの"夢の国"、そうやってわれわれを騙して金を取る訳ね、くらいにしか思えません。
私は通勤で舞浜を通りますが、朝などよく、駅からディズニーランドへ行く陸橋の途中にあるショップの前でスタッフが電車に向かって手を振っています。私は前からそれが好きで、それをいつか日記に(肯定的に)書こうとも思っていました。でももうだめですね。もちろん浦安市で働いている人たちに何も罪は無いんでしょうけど、でも一方で「ああいう企業が定めた客を騙すテクニックを、忠実にこなしているんだな、この人たちは」としか思えない訳です。
だまされはじめる
そう言う訳で、当面私が「世界で一番有名なネズミ」に会いに行く事はまずないと思われます。まあでも、アナリスト的に書けば、だからといって東京ディズニーリゾートの経営が近い未来に苦しくなる可能性は全くないと思いますけどね。「マイケル・ムーア?誰それ?ブッシュなんてどうだっていいじゃん。自分が楽しければいいんだから」という人たちが日本には何千万人も居て、今日も列をなして浦安の"王国"に集っている様ですから。
王国に集うひとびと

投稿者 umemuro : 02:17

2004年05月28日

研究室について (4)

(前回の続き) そういった訳で、今回の引っ越しを機に、いくつかの試みを実現させつつあります。そのうちいくつかは学生諸君にも好評ですが、いくつかは早くも reject されつつある様です。でも、それは健全なプロセス。誰も望んでいないものは当然淘汰されるのですから、新しいことを10やって2つでも3つでも成功するものがあれば、結果として良いものを増やす事ができたという事です。
Top-down だ、学生室の事なんだから学生に任せておけばよい、という批判もあると思います。でも私の経験から、この手の改革は、vision を持った人間が top-down に進めないと前に進まないと思っています。それに学生の視点で見える事と、私の視点で見える事は当然違うはずですから、両方が関与して初めて広いアイディアが取り入れられるはず。また、研究室の学生は基本的には並列・平等ですから、逆になかなか互いに言えない事もあるかも知れません。一部の学生の食べ物が腐って機能不全に追い込まれている冷蔵庫の例なんてのも耳にしました。そういう時には怒る役も必要。
そしてなにより、日頃から学生と対話が出来ていれば、top-down の「頭ごなしの弊害」も回避できると思っています。それこそ私の考える研究室の運営のあるべき姿なのですから。
本当にいい季節です

投稿者 umemuro : 22:00

2004年05月27日

研究室について (3)

(前回の続き) そして第3に、これはいささか本質的ではないかも知れませんが、学生諸君に何を提供できるかという点です。
学生諸君が卒業研究、あるいは大学院で私の研究室を選んで来てくれた以上、卒業までに出来るだけのものを与えて、研究室で過ごした期間に満足して卒業して行って欲しいと思っています。当然それは第一にどれだけ質の高い研究や教育を提供できるか、で実現されるべきですし、もちろん私もそれに向けていつも努力しています。ただ一方で、私は専攻内の研究室の中では未だ「若手」の部類です。他の諸先生に比べれば経験も少ないかも知れませんし、研究室の資産だって予算だって少ないかも知れません。だから力が及ばないところもあるかも知れません。それに私の研究室は出来てまだ年数が浅く、今でこそメンバーの数が二桁になりましたが、しばらくは少人数の小さい研究室でした。だからいろいろと相談に乗ってくれる先輩の数だって限られていました。そういった点全てにおいて、私の研究室に来てくれた学生は他の研究室の同輩に比べて損をしていないか、と常に気にして来ました。
だから自分の研究室に来てくれる学生には、自分ができることは全部してあげて卒業させてあげよう、といつも考えて来ました。もちろん第一に質の高い研究指導をするよう心がけています。ここ数年私の研究室からは卒業研究を元にした論文が学術誌に載る様になってきました。でもその一方で、ちょっとのお金をかけて学生が快適に過ごせたり満足したりすることなら、何でもやってあげようと思うのです。人数が少ないというデメリットがあるのなら、逆に学生室を広々と使うと言うメリットがあって当然です。というわけで、時にはポケットマネーも使いながら、学生室が快適になることは何かをいつも私なりに考えています。
いい季節になりました

投稿者 umemuro : 00:11

2004年05月26日

研究室について (2)

(前回の続き) 第2に、研究室は創造的なイマジネーションを刺激する場であって欲しいという事。
Donald Norman が最近の著書 Emotional Design の中で指摘している様に、クリエイティブな発想をする環境と、生産的(効率的)な作業をする環境は、違うと思うのです。ものがたくさんあって、雑然としている環境は、Norman によれば緊張感を高め、作業効率を良くするためには有効であるかもしれませんが、創造的な発想には不適切です。
研究活動は、もちろん研究が大詰めになってくれば「力仕事」も必要ですが、なにより初期段階の発想が研究の質を大きく左右します。ですから、私が研究室に望むのは、自由に、新しい発想を生み出す環境、そして創造的なディスカッションをする環境です。そのために、まず研究室はきれいに整頓されている事。ゴミの管理等にはできるだけうるさく口を出しています。次にリラックスできる環境である事。研究室に鉢植えなんぞを置いているのもそのためです。大声を出したり騒がしいのはもってのほか。お金さえあれば研究室のメンバー全員に Bose の Quiet Comfort を配りたいところです。そしてイマジネーションを刺激するものが豊富にある事。そのために、優れたデザインがなされた製品や、映像コンテンツなどに身近に触れられる様にしようと努力しています。
もっとも上記の点は、私自身のオフィスの状況を知る人には「何を自分の事を棚に上げて」と言われるかも知れませんが、まあ私のオフィスは「作業」に適した環境だと言う事で...

投稿者 umemuro : 00:55

2004年05月25日

研究室について (1)

研究室が移転してから、学生室の環境整備を精力的に行っています。もちろんお金がありあまっているわけではありませんから、出来る事には限りがあります。それでも出来る事から、少しずつ工夫する様にしています。
私が学生室の環境にこだわるのは、いくつか理由があります。基本的な考えは、研究室は創造的な活動の場であって欲しい、ということです。
そのためにはまず第1に、「そこに居たい」と思える場所でなくてはならないということ。私の学生時代の研究室は、かなりファシリティが古くなっていました。年季の入った木製の机に座って、やはり計算機の重みでたわんだ木の六尺机で作業を行っていました。料理は白い小さな陶器の手洗い場で行っていましたし、泊まりになるとタイルの床に新聞紙やエアーキャップを敷いて寝ていました。当時は、大学の研究室というのはこんなもんだと思っていましたので、それなりに学生生活を楽しんでいました。
しかし、その後就職し民間企業で働く様になって、仕事の環境は一変しました。その時漠然と思いました。「学生時代のあれはなんだったんだろう?」と。「学生のうちはあれで良かったけど、でももうあれに戻りたくないなあ」と。
念のために断っておきますが、私は学生時代の恩師には感謝しこそすれ何も不満はありません。ただ、自分が研究室を運営する立場になって、うちの学生には「またいつか研究室に戻って研究してみてもいいなあ」くらいに思ってほしい、と考えます。さらに私は学生時代にインターンをしませんでしたが、今日の学生は学部のうちに民間企業での仕事を経験する人たちが多数派です。企業の仕事の環境を見て研究室に戻って来た時に、少なくとも「もうあんまりここには居たくないなあ」と思ってほしくない。そういう気持ちでは、創造的なアイディアも出ないし、先進的な研究もできないと思うのです。

投稿者 umemuro : 19:16

2004年05月19日

雨…

もう梅雨かねぇ... え? 台風!?
雨のキャンパス

投稿者 umemuro : 23:13

2004年05月18日

Noise Cancelling Headphones

ひょんなことから Bose の Quiet Comfort 2 を手に入れる事ができました\(^o^)/
それから間もなく、以前の日記で書いた Apple の In-ear Headphones(改)につけていた、Sony のシリコンイアーピースを片方どこかで落として来てしまいました。通勤時には欠かさず持っていたので、困ってしまいました。
で、何が起こったか... Sony のイアーピースはとりあえずスペアを注文して、それが届くまでの間、普段は飛行機などに乗った時用にしまってある2つのnoise cancelling headphones -- 新しい Quiet Comfort 2 と、以前から持っていた Sony の MDR-NC20 -- を、日替わりで通勤途上でロードテストする事になったのでした。(^^)
Sony の MDR-NC20 は結構気に入っていました。まあこの種の製品が初めてだった事もありますが、初めて電源をONにしたときは「おおおっ」と結構感動しました。通勤のJRの電車の中で、バッハのチェロ組曲を十分楽しむ事ができます。これで Bose の1/3以下の値段なのですから、お買い得だと思います。
ただ、MDR-NC20の弱点は、風が強い日に外を歩いていると風切り音が再生されてしまう事と、もう一点は地下鉄の中のようです。短い周期で断続的に繰り返すノイズがある環境では、ノイズが少し遅れてやはりはっきり再生され、耳鳴りのようになってしまいます。ですから、地下を走る区間だけはちょっと音楽をあきらめていました。
しかし、Bose をかぶって同じ区間を走っていても、今のところそのような状況になった事はありません。さすが Bose。軍事用にこのシステムを開発している会社の製品ですから、地下鉄程度ではびくともしないのでしょう。ついでに風切り音もいまのところ経験していません(もっとも、これは日が違うと風の条件が変わるのできちんと比較できないのですが)。
まあ、あとはこの性能の差に3倍のお金を払うかどうか、ですね。

Sony MDR-NC20 -> ソニー eカタログサイト
Bose Quiet Comfort 2 -> Bose Export, Inc. サイト

投稿者 umemuro : 23:03

2004年05月15日

復活のごあいさつ

こんにちは。約5日ぶりに日記を復活させました。
今週実は引っ越しがあったのですが、この blog をホストしているサーバが新しいネットワーク環境にうまく適応してくれず、あれこれいじっているうちにとうとう機能不全に陥ってしまいました。
というわけであきらめて OS の再インストールからやり直して、今ようやく再びオンラインに復帰しました。
留守中訪ねて下さった方、ごめんなさい。今日以降はだいじょうぶだと思いますので、またよろしくお願いします。
とりいそぎ復活のごあいさつまで。

投稿者 umemuro : 20:43

2004年05月06日

Shame

Dear friends in Singapore,
According to a Japanese newspaper reporting, there seems to be a Japanese man who did molestation to Sinapore Airlines flight attendants and then was sentenced to a fine in your country. He is indeed the shame of all Japanese citizenes. Please do not hesitate to sentence him life in prison or even death.
I apologize, on behalf of Japanese citizens, for the displeasure he has given to all of Singapore people.

投稿者 umemuro : 23:57

2004年05月04日

大義

「たとえテロに屈して軍を退く判断をしなかったとしても、捕虜にレイプをする国の片棒を担がされているという国際的汚名を着せられるくらいなら、速やかに軍を退くべきだ。なぜなら、その戦争と占領の「信義」に同調して集った「同盟国」への、これは重大な裏切りなのだから。」こういう政治判断をできる政治家が今の日本に居たら、私は英雄と呼びたいね。

投稿者 umemuro : 21:09